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有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。PFASの中には、人への有害性が指摘されているものがあり近年問題となっています。
PFASのうち「PFOS及びPFOA」は、難分解性・生物蓄積性・有害性等が指摘され、人や動物への影響も大きいことからPOPs条約という国際的な規制を背景に製造や輸入等が禁止されています。日本でも同様に化学物質審査規制法(化審法)に基づき、PFOS及びPFOAの製造・輸入等を原則禁止しました。(PFOS:2010年、PFOA:2021年)
日本の水道においては、環境省によって「PFOS及びPFOA」を水質管理目標設定項目として、暫定目標値を「PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L(0.00005mg/L)」に定められました。
・PoPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)について(経済産業省HP)<外部リンク>
・化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)について(経済産業省HP)<外部リンク>
東松山市では、令和3年度より、水源となる浅井戸について、「PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)」の定期検査を年2回実施しています。
検査結果は、検査を開始して以来すべての水源について、国の暫定目標値を下回っています。
本市におけるPFOS、PFOAの測定結果について [PDFファイル/314KB]
東松山市は、埼玉県から水の供給を受けています。その埼玉県の水(県水)については、
県のHPで水質検査結果が公表されています。
・県営水道におけるPFOS、PFOAの測定結果について(埼玉県HP)<外部リンク>
環境省では、PFASに対する総合戦略検討専門家会議を設置し、その監修下で「PFOS、PFOAに関するQ&A集」を作成しています。詳しくは、下記のリンク(環境省ホームページ)をご覧ください。
・PFASに対する総合戦略検討専門家会議<外部リンク>
PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省作成) [PDFファイル/844KB]
「PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)」 は令和2年度に水質管理目標設定項目に追加されました。現在、国では全国の検出状況等を踏まえ、令和8年度から水質基準項目に追加すべきかどうか検討を進めています。
・水質基準逐次改正検討会について(環境省HP)<外部リンク>
・厚生科学審議会(生活環境水道部会)について(厚生労働省)<外部リンク>
東松山市では、「PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)」について令和3年から自己水源(原水)において年2回の検査を実施しています。今後、水道水質基準が改正された場合は改正内容に従い、検査方針を見直してまいります。なお、現在実施している検査は、法令による検査義務のない項目となるため、あくまで自主検査として実施しております。
○埼玉県から供給される県水については埼玉県で検査を実施しています。
・埼玉県水質検査計画について(埼玉県HP)<外部リンク>
・埼玉県水道水質管理計画について(埼玉県HP)<外部リンク>