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虎御石
虎御石
青鳥城跡の二の郭の堀の一部と考えられている、ため池のほとりに所在する板碑です。地上高375センチメートル、最大幅72センチメートルと、比企・入間地方最大の板碑で、種字には胎蔵界大日如来(アーンク)を刻み、「真言不思議…」から始まる般若心経の一節を記し、その下に応安2年(1369年)銘が刻まれています。「虎御石」の呼称の由来は不明ですが、江戸時代に編纂された『新編武蔵国風土記稿』に、地元民が「とらごいし」と呼んでいるとの記述があることから、少なくとも江戸時代にはこの名で呼ばれていたことがわかります。
虎御石
虎御石拓影
所在地
石橋1335
指定年月日
昭和49年(1974年)7月10日(東松山市指定文化財-考古資料)