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菅沼氏一族の墓
菅沼氏一族の墓
菅沼定吉が開基となって建立した浄空院(上唐子)に立てられた墓石群で、定吉から第10代・定業までの歴代のお墓と、そのほか一族のお墓を含めた計24基があります。
菅沼定吉(1553年生まれ、1606年没)は父・定氏の代より徳川家康に仕えました。天正18年(1590年)に豊臣秀吉が小田原北条氏を倒して関東に勢力を広げ、その支配を徳川家康に任せますが、その際に菅沼家も3,050石を知行地として与えられ、当時の唐子村域を拠点としました。定吉は江戸城などの警備を担う警備隊長(大番頭)や将軍直属の親衛隊(書院番)などを歴任しています。
菅沼氏一族の墓
所在地
上唐子679(浄空院)
指定年月日
昭和55年(1980年)1月10日(東松山市指定文化財-考古資料)