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石橋及び石橋供養塔
石橋及び石橋供養塔
高坂にはかつて都幾川の渡し場があり、八王子・日光往還から渡し場に向かう手前の水路には石橋が架けられました。石橋は長さ3.7m、幅1.5mの緑泥石片岩製で、裏面には世話人12名が刻まれています。
石橋の傍らには石橋架橋を記念して建てられた供養塔が立っています。銘文から元治元年(1864年)11月に建立されたことがわかり、正面に馬頭観音坐像、側面に石橋を建立した出資者、裏面には、石橋を建てるために願かけを行った発願主と石工の名前が刻まれています。また、供養塔の左側面には松山・行田・熊谷道とあり、道標の役割も兼ねていたことがわかります。
石橋と供養塔がともに残されている貴重な例として、市指定文化財に指定されています。
石橋
石橋供養塔
所在地
高坂(都幾川リバーサイドパーク地内)
指定年月日
平成11年(1999年)7月19日(東松山市指定文化財-歴史資料)