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反町遺跡玉作工房関係遺物
反町遺跡玉作工房関係遺物
反町遺跡は北に東松山台地、南に高坂台地を見上げる都幾川が作った沖積地にある、弥生時代から平安時代の遺跡です。特に古墳時代前期の集落としては、当時埼玉県内で最大の集落です。この時代の貴重な遺物・遺構がたくさんみつかっていますが、古墳時代の装身具の一種である「玉」を作っていた工房跡が見つかったことも大きな特徴で、ここでは、水晶製の勾玉、緑色凝灰岩製の管玉のほか、ガラス小玉も製作していたこともわかりました。特にガラス小玉の鋳型は、その重要性から令和5年3月17日付けで新たに県指定文化財(有形・考古資料)に指定されました。
ガラス小玉の鋳型
所在地
東松山市埋蔵文化財センターほか
指定年月日
令和5年(2023年)3月17日(県指定文化財-考古資料)