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熱中症に注意しましょう
熱中症に関する情報
熱中症に警戒してください
熱中症はだれにでも起こります。暑い時期はもちろん、暑さになれていない時期も注意が必要です。また、自分だけでなく周囲の人の体調も気にかけましょう。
熱中症とは
熱中症は、気温が高いことなどで、身体の中の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体の調節機能が正常に働かなくなることによって引き起こされます。
人の身体は、常に熱を作り出す一方、汗をかいたり皮膚から熱を逃がすことで、体温の上昇を抑えています。
このような体温の調節機能がうまく働かず、体内の熱がこもり、体温が異常に上昇することで熱中症は起こります。
熱中症に注意が必要な方は…
・高齢者
熱中症で亡くなる方の75パーセント以上が65歳以上の高齢者です。高齢の方は、体内の水分量が少なく、暑さへの調節機能の低下もあり重症になりやすいためです。
・乳幼児
乳幼児は体が小さく体温調節機能も未熟なため、熱中症にかかりやすくなります。短時間であっても、クーラーをかけていても車中に置き去りにしないでください。ベビーカーも地面から近いため、アスファルトからの反射熱を直接受けてしまいます。お子さんの顔が赤くなっていないか、体温が上がっていないか適宜確認しましょう。
・持病のある方
糖尿病・高血圧・心疾患・腎臓病など持病のある方は熱中症にかかりやすいことが分かっています。また、二日酔いや体調が悪い人も、普段どおりに体温調節機能が働かないため注意が必要です。肥満の方も体を動かすとき多くの熱を産生し、また、脂肪が熱を逃しにくくするため熱がこもりやすくなります。
・運動部の1年生、外の仕事の新人さん
運動部の1年生は運動そのものに慣れておらず、自分の体の状態も分からないため、熱中症なのか判断できない場合があります。また、おかしいと思っても先輩や先生に言い出せないことも考えられます。
職場の新人さんも具合が悪くても無理をしてしまいがちです。新人さんに限らず二日酔いや食欲がなく朝食を食べていない、下痢をしているなど、少しの体調不良では仕事を休まないと思います。外の仕事の方は注意が必要です。
熱中症予防のポイント
上手にエアコンを利用しましょう
室内でも、夜間でも、熱中症になることがあります。節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。高齢の方は暑さを感じにくくなります。
周りの方は、高齢者のいる部屋の温度に気をつけてください。
暑くなる日は要注意
夏の猛暑日は注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンのきいた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。
水分をこまめに補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。飲料水として、1日1.2Lを6から8回に分けて摂ると良いと言われています。
汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取りましょう。ビールなどのアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに。
「おかしい!?」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。
「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、症状が改善しない場合は医療機関に相談しましょう。
周りの人にも気配りを
自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。
スポーツ等行事を実施するときは、気温や参加者の体調を考慮して熱中症を防ぎましょう。
こんな症状があったら熱中症
軽度
めまい、たちくらみ、筋肉痛、手足のしびれ、気分が悪い、汗が止まらない、ボーっとする
対応)涼しいところに移動し、衣服をゆるめ体を冷やし、水分を摂りましょう。体調が改善しないときは医療機関へ相談しましょう。
中等度
頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感(体の力が入らない)、意識が何となくおかしい
対応)軽度の対応と同じですが、水分が取れない場合、体調が改善しない場合は医療機関へ相談しましょう。
重度
意識がない、けいれん、高い体温、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐに歩けない、走れない
対応)意識がない場合は、すぐ救急車を要請しましょう。
日常生活ではこんなところに気を配りましょう
普段から体調を整える
- バランスのよい食事をとる
- 十分な睡眠をとる
- 体調の悪いときは外出や運動は控える
こまめに水分・塩分補給 :「のどが渇いた」と感じる前に、少しずつ水分と塩分を補給する
服装に注意 : 通気性のよい服装で、外出時には日傘、帽子をかぶる
環境を整備する : 部屋はブラインドやカーテンで直射日光を防ぎ、気温が高い時は上手にエアコンを使う
「まちのクールオアシス」をご利用ください
暑さ厳しい夏の外出時の一時休憩所として、市内14か所の公共施設を「まちのクールオアシス」として開放しています。また、公共施設以外にも、コンビニエンスストアや郵便局など、多くの実施施設・実施店舗があります。ご利用ください。
市内14か所の公共施設の入り口には、こちらのステッカーが目印として貼ってあります。
施設名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
東松山市保健センター | 東松山市材木町2-36 | 0493-24-3921 |
東松山市役所 | 東松山市松葉町1-1-58 | 0493-23-2221 |
東松山市役所総合会館 | 東松山市松葉町1-2-3 | 0493-23-2221 |
市立図書館 | 東松山市本町2-11-20 | 0493-22-0234 |
高坂図書館 | 東松山市元宿2-6-1 | 0493-35-5120 |
松山市民活動センター | 東松山市松本町1-9-35 | 0493-23-9311 |
大岡市民活動センター | 東松山市大谷3400-10 | 0493-39-0602 |
唐子市民活動センター | 東松山市下唐子1604-4 | 0493-22-0672 |
高坂市民活動センター | 東松山市宮鼻860-2 | 0493-34-3730 |
野本市民活動センター | 東松山市下野本610-1 | 0493-23-7077 |
高坂丘陵市民活動センター | 東松山市松風台8-2 | 0493-35-4311 |
平野市民活動センター | 東松山市東平567-1 | 0493-25-2220 |
市民福祉センター | 東松山市松本町1-7-8 | 0493-23-1251 |
市民文化センター | 東松山市六軒町5-2 | 0493-24-2011 |
埼玉県 熱中症予防のための「まちのクールオアシス」<外部リンク>
熱中症対策が強化されます
ここ数年で、夏の暑さが厳しくなったような気がしませんか?気候変動の影響により国内の平均気温が上昇、熱中症による救急搬送者数や死亡者数が高い水準で推移しているため、令和6年4月1日より「気候変動適応法」が改正されました。熱中症対策を法的に位置づけ、熱中症対策を強化するものです。
内容はこれまでの「熱中症警戒アラート」より一段階上の「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。これは、過去に例のない暑さ(暑さ指数35以上)の時に出されるもので、生命に係わる暑さと、一層の対応を知らせる基準です。
暑さ指数 | 警戒レベル | 対策の要点 |
---|---|---|
35以上 | 熱中症特別警戒アラート | 重大な健康被害の恐れ。より万全な熱中症対策が必要 |
33以上35未満 | 熱中症警戒アラート | 健康被害の恐れ。エアコンのきいた涼しい部屋で過ごす。 |
31以上33未満 | 危険 | 外出はなるべく避け涼しい場所で過ごす。高齢者は安静でも発症の危険性あり。運動は原則中止。 |
28以上31未満 | 厳重警戒 | 炎天下を避け、室内でも室温に注意。激しい運動は中止。 |
25以上28未満 | 警戒 | 運動や激しい作業は定期的に休憩をとる。 |
21以上25未満 | 注意 | 激しい運動や、重労働作業は注意が必要。 |
暑さ指数とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、気温・湿度・日射・輻射・風の要素をもとに算出する指標のことです。
暑さの情報は、「環境省熱中症予防サイト<外部リンク>」「SAI-PLAT<外部リンク>」でご覧になれます。
熱中症特別警戒アラート発表時の対応
周知
「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、土日祝日でも防災行政無線放送やインフォメールなどで市民のみなさまにお知らせします。
クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)を開設します
「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)を開設します。クーリングシェルターは、危険な暑さから避難できる場所として、市町村が冷房設備等を整えた施設を指定するものです。発表期間中、各施設の指定時間帯に一般に開放されます。
クーリングシェルター
クーリングシェルター・マーク ロゴマーク
熱中症に関する周知・情報
東松山市では、熱中症警戒アラートが出ている日の平日は、ホームページ・インフォメール・SNSで注意喚起を行っています。「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合は、防災行政無線放送を加えて土日祝日でもお知らせします。
みなさまの熱中症予防にお役立てください。
埼玉県:熱中症予防5つのポイント<外部リンク>
環境省:熱中症予防情報サイト<外部リンク>
日本気象協会:熱中症ゼロへ<外部リンク>