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麻しん
麻しんが流行しています
麻しん、いわゆる「はしか」は、感染力が非常に強く、先進国でも1,000人に1人が死亡すると言われる注意が必要な感染症です。県内においては令和8年5月8日時点で、平成22年以降で最多となる36例、全国的にも既に昨年度を上回る報告数となっています。
感染を防ぐためには、かかる前に麻しんを含有するワクチンを2回接種して免疫をつけることが有効です。
お子様が麻しん・風しんワクチンの定期接種の対象で1歳又は就学前1年間にある場合、積極的に早期の接種をご検討ください。
感染経路
麻疹ウィルスによっておこる病気です。空気感染、飛沫感染、接触感染によって、人から人へ感染します。免疫のない方がウイルスに曝露(ウイルスを吸い込むなど)すると90%以上が発症する感染症です。
その感染力は非常に強いと言われています。周囲への感染可能期間は、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでの期間で、発症前から感染力があります。
症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が現れ2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが出現します。
また、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100パーセント発症し、肺炎や脳炎などの重い合併症をおこすこともあります。
麻しんを疑う症状が現れた場合には
麻しんを疑う症状がある場合は、外出を控えるとともに、受診する場合には、事前に医療機関に連絡の上、医療機関の指示に従ってご対応いただくようお願いいたします。
感染拡大の防止のため、受診の際には、公共交通機関の利用を可能な限り避けるようにお願いいたします。
麻しんの感染拡大防止には、患者や接触者に対する行政の調査が重要です。行政より連絡があった際には、ご協力をお願いいたします。
治療
特別な治療法はなく、症状を軽くするための治療がなされます。中耳炎や肺炎などの別の病気にかかってしまった場合には、抗生物質を投与する必要があります。
予防
麻しんは、予防接種が有効です。ご自身の発症予防、重症化予防、集団としての感染拡大防止の観点から、ワクチンは2回接種することが重要です。
現在、1歳と就学前の1年間の年長児に対して、計2回の定期予防接種が行われています。
これ以外にも、予防接種を受けたことがなく、麻しんにかかったことがない場合には、ワクチンを接種することをお勧めします。
任意接種で接種が必要と認められる者の例として、
・麻しん患者と最初に接触してから 72 時間以内の方
・麻しんに感染したことのない方で、かつ、以下のいずれかの1、2、3に該当する方
1. MR ワクチン未接種または接種歴が不明の方
2. MR ワクチンの接種歴が1回の方
3. MR ワクチンの接種歴が2回だが、2回接種後の抗体検査により抗体価が低いことが分かった方で、その後未接種であった方
母子健康手帳等で、過去の麻しん罹患歴又は2回の接種記録を確認できない方は今一度、麻しん・風しんワクチンの接種をご検討ください。なお、今回の流行は10代から40代の方を中心に流行していることも踏まえ、特にこの年齢層の方はご検討をお願いいたします。
流行地域や海外に渡航を予定されている方へ
「海外渡航前」
母子手帳等で、麻しん含有ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン、麻しんワクチン)の予防接種歴を確認してください。予防接種歴や麻しんにかかったかどうかが不明な方は、抗体検査を受けることの検討やワクチンの接種の必要性について、かかりつけ医に御相談ください。
海外へ渡航される方へ(厚生労働省リーフレット) [PDFファイル/436KB]
「麻しんの流行がみられる地域への渡航後」
帰国後2週間程度は、高熱や全身の発しん、せき、鼻水、目の充血などの症状に注意しましょう。これらの症状が出現した時は、医療機関を受診しましょう。また受診時には、医療機関に対して事前に、麻しんの流行がみられる地域に渡航していたことや、麻しんの可能性について伝達しましょう。医療機関を受診する際には、医療機関の指示に従うとともに、可能な限り公共交通機関を用いることなく受診しましょう。
海外から帰国された方へ(厚生労働省リーフレット) [PDFファイル/522KB]
関連情報
海外感染症発生情報(厚生労働省検疫所)<外部リンク>
埼玉県の麻しん流行情報(埼玉県)<外部リンク>
麻しん発生動向調査(国立健康危機管理研究機構)<外部リンク>
麻疹(はしか)について(厚生労働省)<外部リンク>



















