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水害時の感染症予防(消毒等)

3 すべての人に健康と福祉を
ページID:0002653 更新日:2024年8月8日更新 印刷ページ表示

台風や豪雨等による浸水被害があった場合の消毒等について

感染症予防のためには、清掃と乾燥が最も重要です。

 家屋等が浸水した場合は、洗浄により十分に汚れを除去してください。水道水でよく洗浄を行えば衛生対策として十分ですが、消毒する場合は、洗浄後によく乾燥させてから消毒をしないと、効果を発揮することができません。

屋外の場合

 1.屋外(床下や庭)の消毒は原則、不要です。

床下浸水の場合

  1. 家屋の床下や周囲のごみや汚泥を片付ける。
  2. 水で洗える場所は、泥などの汚れをよく洗い流す。
  3. 床下を雑巾や新聞紙などで吸水した後、扇風機などで換気をよくして乾燥させる。

床上浸水の場合

  1. 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要なものを片付ける。
  2. 汚れた家具や床・壁などは、水道水でよく洗い流すか、水拭きをして乾燥させた後、消毒液で消毒する。
  3. 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れを洗い流し、消毒液で消毒する。
  4. 冷蔵庫や食器棚などは、汚れをきれいに拭き取った後、消毒液で消毒する。
  5. 水に濡れた電気配線や家電製品は、安全のため専門家の点検を受けてから使用する。

家庭での消毒方法

消毒薬を使用の際には、取り扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意をしてください。

消毒薬を取り扱う際には、マスク、ゴム手袋などを使用するとともに皮膚や目にかからないよう注意してください。

使用する直前に希釈し、希釈濃度を守るとともに、他の消毒液や洗剤と混ぜないでください。

家庭での消毒方法
消毒対象 消毒薬 調整方法(例) 使用方法

屋内
(汚水に浸かった壁面や床、家財道具)

0.1パーセント塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)

10パーセント塩化ベンザルコニウム10ミリリットルに水を加えて1リットルとする

泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、薄めた液を浸した布などでよく拭く。
(噴霧器で噴霧した場合は、濡れる程度に噴霧する。その後、風通しをよくしてそのまま乾燥させる。)

同上 0.1パーセント次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤でも可) 10パーセント次亜塩素酸ナトリウム10ミリリットルに水を加えて1リットルとする 同上

手指
(後片付けなどで、汚染された箇所や土に触れた手指)

0.5パーセント塩化ベンザルコニウム
(逆性石鹸)

10パーセント塩化ベンザルコニウム5ミリリットルに水を加えて1リットルとする

汚れを石鹸で洗った後、流水で石鹸をよく落とし(石鹸が残っていると殺菌力が低下します。)
洗面器などに入れた消毒液に手首まで浸し、30秒以上もみ洗いする。その後、乾いたタオルなどでよく拭き取る。

食器類 0.02パーセント次亜塩素酸ナトリウム
(家庭用塩素系漂白剤でも可)
10パーセント次亜塩素酸ナトリウム2ミリリットルに水を加えて1リットルとする 食器類を水洗いした後、消毒液に5分以上浸し、自然乾燥させる。(家庭用塩素系漂白剤を用いた場合は、水ですすぐ。)

厚生労働省のリーフレットは下記からご覧いただけます。

1浸水した家屋の感染症対策[PDFファイル/1.89MB]

2清掃と乾燥が最も重要です[PDFファイル/1.26MB]

3清掃作業に注意してください[PDFファイル/1.51MB]

4浸水した家屋の感染症対策・消毒手順[PDFファイル/688KB]

消毒作業について

消毒作業の実施が困難な方は健康推進課(保健センター)24-3921にご相談ください。市による消毒作業は、床上浸水家屋の床上部分のみとなります。

(注意)市による消毒作業は、応急処置となります。可能な範囲のみの対応となりますので、より有効な消毒を希望される方は、専門業者のご利用をお願いします。

専門業者については、一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会のホームページをご覧ください。

その他

被害状況等を写真に残しておくことをおすすめします。

一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会<外部リンク>

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