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東松山の新鮮イチゴを味わおう!
埼玉県のイチゴが熱い!
埼玉県オリジナルのイチゴ品種として「あまりん」「かおりん」「べにたま」が日本野菜ソムリエ協会が主催する全国いちご選手権で各賞を受賞し、全国初の「プレミアムいちご県」に認定されるなど、近年埼玉県産のイチゴに注目が集まっています。
東松山市でも、令和元年にリニューアルオープンした東松山市農林公園での温室栽培を始めとして、イチゴを生産する農家が増えてきています。
東松山市農林公園のイチゴ摘み取り体験
「農とふれあうテーマパーク」をコンセプトに、市の農業、観光の拠点としてリニューアルオープンした東松山市農林公園では、12月中旬ごろから5月下旬ごろまで、温室でいろいろな品種のイチゴを栽培し、摘み取り体験を実施しています。埼玉県オリジナル品種「あまりん」「べにたま」などの摘み取りも体験可能です。
予約等の詳細は、指定管理者のホームページ<外部リンク>(外部リンク)を参照してください。
東松山市農林公園のイチゴ栽培品種の紹介
東松山市農林公園では、埼玉県オリジナル品種を始め、複数のイチゴ品種を栽培しています。
あまりん(埼玉県オリジナル品種)
埼玉県が開発した品種で、群馬県育成品種のやよいひめと福島県育成品種のふくはる香を交配し、育成しました。日本野菜ソムリエ協会主催の「全国いちご選手権(第1回・第2回・第3回)」で最高金賞を受賞しています。
糖度が高く、食味の良い品種で、酸度が控え目のため、甘味を感じやすく食べやすいイチゴです。
名前は、秩父市出身の落語家:林家たい平師匠が考案しました。
かおりん(埼玉県オリジナル品種)
埼玉県が開発した品種で、福島県育成品種のふくあや香と愛知県育成品種ゆめのかを交配し、育成しました。日本野菜ソムリエ協会主催の「全国いちご選手権(第2回)」で金賞を受賞しています。
非常に糖度が高いのが大きな特徴ですが、糖度だけではなく、酸度もあるため、食べたときに味の濃さを感じ、香りも非常に豊かです。
名前は、秩父市出身の落語家:林家たい平師匠が考案しました。
べにたま(埼玉県オリジナル品種)
埼玉県が開発した品種で、埼玉県育成品種のかおりんと三重県育成品種の「かおり野」を交配し、育成しました。日本野菜ソムリエ協会主催の「クリスマスいちご選手権(第1回・第2回)」で最高金賞を受賞しています。
糖度が高く、さわやかな酸味もあり、口いっぱいに芳醇な香りが広がります。
名前は、美しいイチゴの色の「紅」と、埼玉や丸い果実のイメージの「玉」の2文字をあわせた「べにたま」が公募で選ばれました。
かおり野
三重県が開発した品種で、上品な香りと爽やかな甘みがあります。
糖度があり、酸味が少なく、フルーティーなイチゴです。
名前は、爽やかな甘い香りを持つことから、名づけられました。
紅ほっぺ
静岡県が開発した品種で、甘みが強く、適度な酸味もあります。
バランスが良くコクがある、人気の品種です。
名前は、果心部まで赤いことと、ほっぺが落ちるくらいおいしいことから名づけられました。
よつぼし
三重県、香川県、千葉県、九州沖縄農業研究センターが共同で開発した品種です。
甘みが強く、酸味や風味があり、バランスの良い濃厚な味わいです。
名前は、4つの機関で共同して育成されたことに加え、「甘味(あまみ)」「酸味(さんみ)」「風味(ふうみ)」、「美味(うまみ)」において、4つの星が付くことから、「よつぼし」と命名されました。
あまおとめ
愛媛県が開発した品種で、甘みが強く、酸味や風味があり、バランスの良い濃厚な味わいです。
ベリーポップすず
三好アグリテック株式会社と三重県が共同開発した品種で、果実が硬く、甘みも強く、コクがあります。
東松山市農林公園「丘の上のカフェHeuvel(フーヴェル)」
令和2年8月、農林公園リニューアルと同時に「丘の上のカフェHeuvel(フーヴェル)」がオープンしました。園内で栽培されたイチゴを使ったスイーツが大人気となっています。
また、イチゴの収穫量が多い日は、イチゴのパック販売も行っています。
イチゴの人気メニュー紹介
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農りんパフェ・あまりん | 農りんパフェ・べにたま | いちごたっぷりパフェ |
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いちごたっぷりフレンチトースト | 氷いちご |
農りんパフェ(あまりん・べにたま)
大人気の埼玉県オリジナル品種のイチゴのみを使用したオリジナルパフェです。
いちごたっぷりパフェ
園内で採れたイチゴをふんだんに使った特製のパフェです。
いちごたっぷりフレンチトースト
地元産たまごをたっぷりしみこませた特製フレンチトーストの上に、園内産のイチゴをたっぷりのせた一品です。
氷いちご
園内で収穫したイチゴを急速冷凍し、風味を残しています。いちごジャム、いちごグラニータ、削った冷凍いちごの3層になっています。
丘の上のカフェ「Heuvel」の営業時間等
所在地 東松山市大谷4212-1
電話番号 0493‐39‐0150
営業時間 午前9時から午後5時まで
(ラストオーダー:午後4時(テイクアウトのドリンクのみ午後4時30分まで)
定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日休業)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
イチゴ担い手育成研修
東松山市農林公園では、市内においてイチゴの施設栽培を希望する者に対し、1年間の研修を実施しています。
研修期間は、イチゴの定植準備から収穫後の片づけまでとし、研修生がイチゴ園を独立開業できることを目指し、年間イチゴの栽培技術等を指導します。
毎年6月頃、指定管理者がホームページ等により募集案内を掲載します。
市内の若手イチゴ農家
東松山市の若手農業者団体「東松山農業者会NEXT」に所属するイチゴ農家を紹介します。
小柳新太郎さん
東松山市農林公園のイチゴ担い手育成研修で栽培技術を習得し、2024年にソルファームを開園しました。
【小柳さんのコメント】
農業を始める前は、会社勤めでしたが、仕事が忙しく、また、休日には農地の草刈りなどに追われていました。もう少し子どもと過ごせる時間を増やせたらと思い、農業を始めたいと考えていました。イチゴは、そのまま売ることができ、加工することもできるので、経営の幅が広く、収益性が高い農産物と期待していました。ちょうど、市内の農林公園で研修を受けられると聞き、1年間の研修を経て、新規就農することとなりました。
水の比率や肥料の配合等に注意し、イチゴの株が元気になるように、また果実が大きくなるよう育成にこだわっています。
これからも東松山市でおいしいイチゴをがんばって作っていきますので、よろしくお願いします。
【主な販売場所】 ソルファーム 東松山市松山1642-2(直売日以外は要予約)
ホームページ<外部リンク>(外部リンク)
東松山市農産物直売所いなほてらす 東松山市下青鳥714-1
高橋克典さん
吉見町のイチゴ農家で研修を受け、2024年から市内でイチゴを栽培し、販売しています。
【高橋さんのコメント】
元々農業に興味があり、吉見町のイチゴ農家で5年間の研修を受けました。研修を受けた後に、空いているハウスを譲りたいというお話をいただき、イチゴの栽培を始めることにしました。イチゴの栽培は、初期費用が高くなりますが、栽培用の棚を自作するなど、なるべくコストを縮減しています。
栽培に当たっては、炭酸ガスを使用することで農薬の使用回数を減らすなど、環境に配慮するとともに、作業効率の向上を図っています。
「あまりん」、「べにたま」のほかにも、「よつぼし」、「みくのか」、「しんだい」、「すず」など多くの品種を育てています。いろいろなイチゴを完熟で提供していますので、楽しみながら選んでいただければと思います。
【主な販売場所】 東松山市農産物直売所いなほてらす 東松山市下青鳥714-1
イチゴ農家に聞くおいしいイチゴの食べ方
へたの部分から食べる!
イチゴは、へたの部分に比べてとがった先の方が甘いのが特徴です。
先端部分を後に食べることで、甘みが最後まで続き、おいしく食べられます。
常温で食べる!
新鮮なイチゴは、常温で食べた方がより甘みを感じられます。
フレッシュなイチゴは、なるべく常温で食べ、イチゴ本来の甘みを感じましょう。